下手の横好き日常log

今を楽しみながら生きていく

寒い朝と御神渡りと。

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長野県よりブログを書いてます。

本日はただの日記ですが、お付き合いください。

 

前に朝焼けの写真を撮りに行った時、外の気温が0℃で布団から出たくないっていう始まりだったんですが、ここ最近はまたさらに冷え込みました。

 

hetappinonichijo.hatenablog.com

 

 

朝の気温−5℃。窓も凍るってもんです。

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綺麗な部分だけいい感じの写真にしてますが、実際はこう。

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フロントガラスが全面凍結。超寒い。

でも、最近の冬が暖か過ぎただけで本来これが長野県の普通。

 

ちょっと前に写真が趣味というイケてるおじさまとちょっと世間話をしましてね。

「今日も寒くて、嫌ですねー」

「いやいや、もっと寒くなってくれなきゃ困るよ」

「え?!」

御神渡りの写真が撮れないじゃないか」

「・・・なるほど、たしかに!」

「ここ数年、諏訪湖が凍らないんだ」

 

https://www.mtlabs.co.jp/shinshu/event/omiwata.htmより


信州最大の湖の諏訪湖は、毎年冬に全面結氷します。年により、その氷の厚さが10cm以上になり、零下10℃程度の冷え込みが数日続くと、湖面の氷が大音響と共に山脈のように盛り上がる「御神渡り」が見られます。
中略

御神渡りの記録は神社に550年以上前の室町時代から1年も欠かさず残されていて、気候変動の記録として世界的に注目されて研究に活用されています。
その記録では、かつては「明けの海」は非常に珍しかったのが、最近は温暖化のせいで冬でも全面結氷する日が減り、御神渡りも起こらない年が多くなっています。1990年以降に出現したのは、1991・1997・2003・2004・2006・2008・2012・2013・2018年です。

 

 

そうだ、0℃なんて長野の冬としてはとても暖かい。

 

私がまだ子供のころは、2月になると−15〜6℃なんて日があって震え上がりながら学校へ通ったもの。それが去年は雪さえも降らなかった。

 

夏の異常な暑さや雨、雪の降らない冬。

 

ファインダーの向こうにある景色は将来、とても希少な自然の姿になってしまうのかな。

そう思うととても寂しく、この寒ささえもとてもありがたい、貴重なものに感じます。

 

昨日はしばらくぶりの雪の積もった朝でした。

車に積もった雪を出発前に降ろします。道路も凍ってツルツルに。

 

今年は去年よりも冷え込む冬になりそう。

寒くなることになんだか安心してしまう。

 

年明けにもっともっと冷え込んだら、モコモコに防寒して氷の湖を写真に収めよう。

来年も白鳥は来るかしら。

来年こそは神様が渡って行けるかしら。

 

その前にカメラのレンズヒーターを用意しないと。

長野の冬が本気を出したら、きっとカメラだって凍えて動かなくなってしまうよ。

 

きっと今季は去年よりも冷え込んでくれるはず。

 

あなた様もどうか風邪などひきませんように、冬の寒さを楽しんでください。

 

この冬の寒さが、当たり前であるうちに。