下手の横好き日常log

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趣味=協調性が大切?履歴書を盛って書いて入職後に辛くなった話

こんにちは、万年筆にハマって美文字練習を始めたもものみです。

いい文房具を使うなら綺麗な字が書きたい。

そんな話を文房具沼の住人である我が彼氏にしたところ、彼氏の方が私以上に美文字にハマってしまいました。

ウン十年ぶりにジャポニカ学習帳を購入して、Youtube見ながら美文字の練習をしているようです。

毎日のようにLINEで今日の成果が送られてきます。

まあお互いに共通する好きなことがあるのは楽しいので良き。

 

字を書いたり絵を描いたり、何かを作ったり、本を読んだり、私の趣味は比較的1人でできることが多いです。

みんなでワイワイもいいですがどうしても気を使ってしまうので、1人でできる事の方が自分の世界に没頭できてリフレッシュできます。

根暗っぽいですが、こればっかりは性格というか私自身の性質なので、どんなに環境が変わっても1人の時間は大事にしたい。

 

さてそんな1人の時間がないとおそらくストレスで死んじゃうかもしれない私ですが、「休みの日は友達とお出かけしたり、習い事に出掛けてます。人との交流が大好きです!」みたいな趣味を語っていた時代がありました。

私の中の最悪の黒歴史のひとつ。

まだまだ世間知らずで、先の事が考えられていなかった就活生の頃の話です。

 

就活の際に書く履歴書。あれって趣味の欄があるじゃないですか。

最初素直に自分の趣味を書いて、当時の大学の就職支援課で添削をお願いしたんです。

そこで「趣味は協調性を大事にできる人かどうかを見ているから、人と過ごすことが好きとか書かないと印象が悪いよ」と言われました。

初めての本格的な就職活動だったので、言われるがままにそのように直して、さらには面接でもそんな感じで「人との交流が大好きです」みたいに言っていました。

別に人との交流が嫌いなわけではないんです。

サークルだって楽しいし、買い物先で店員さんと会話するのだってそれなりに楽しい。美容室の雑談だってちっとも苦ではない。

ただ休みの日は自分のペースで自分の時間を使って心身を休めたい。

人との交流と自分の時間はそれぞれ持っていたいし、平日仕事で嫌でも人と交流するのだから休みの日は自分の好きなことに使いたい。

今思えば、協調性をアピールする方法は趣味以外にも色々エピソードがあったし、休日の過ごし方だって趣味以外にもプラスになる伝え方があったはず。

「平日は仲間と課外活動していることが多いので休日は自分の時間を大切にして自己研鑽をするようにしている」とかね。

でも、当時は先のことより今就職することの方が大事だったりしたので、「平日も休日も仲間で活動してますイエーイ!」な自分で売り込んでました。そのほうがいいんだと信じていたし。

本当は陰キャと呼ばれるカテゴリーなのに無理やり陽キャを演じて、それで就職した先は本当に自分には合わなかった。

飲み会は多いし、当時は毎年社員旅行もあったし。

給料が出ない会社の行事に自分の時間がどんどん削られていく。自分のせいとはいえ辛かった。

結局その会社は1年くらいで退職し、今の会社に転職しました。

今の会社は上司も私と同じタイプらしく、飲み会は最低限。同僚とのご飯会は自分の気の合う同僚と気楽に開催。ライフワークバランスはとてもありがたい環境です。

 

本当に今思えばなんですけど、大学の就職支援課からすればとにかく明るくて元気な学生を売り込んで内定を貰えばいいのだからそういうアドバイスになるのは当然かも。

アドバイスが自分には合わなかった時点でアドバイスを求める先を変えればよかった。

あと、今自分が面接をするなら趣味は協調性よりもストレス耐性という意味で見る。

どんな趣味であれ、仕事のストレスを自分で解消する方法を知っているか、趣味を仕事のモチベーションにできるかどうか。

協調性やコミュ力は面接の質疑応答とか気配りとかでちょっとは察しがつく気がするのだか。

 

自分を売り込むなら本来の自分とかけ離れた自分を演じて売り込んでも結局は辛くなるだけだったというお話です。

だから自分の好きなことは、人に迷惑が掛からなければ誰がなんと言おうと好きなことでいいんじゃないかな。

自分が自分らしくいられる時間は大事にしたいし、一緒に働くならそういう時間を持っている人がいいと思う。

 

我が彼氏はその辺りに理解があるのと、共通の趣味があるのとでとても楽しく付き合えて助かっています。

仕事も人も長く付き合うなら趣味が合うかも大事だし、趣味が合わなくてもお互いに干渉しない時間があるって大事だよね。

自分が何が好きか、何を大事にしているか、人の評価を気にして偽るよりも、本当の自分を認めてそれに合う場所や相手を探すことの方が重要です。

それ実感したエピソードを思い出した今日この頃。

次に就活するときはこの失敗をきっちり活かせるようにしたい。