「この紫陽花の写真が撮りたい」コロナ禍で始めたカメラの話と来年の希望。

レンズ交換式カメラを手にしてから半年。

Canon EOS Kiss M2を最初の相棒に選んですっかり写真沼に浸かっています。

コロナ禍の不穏な空気が漂う半年前。

うだうだ悩んで、最終的に悩むことを全て放り出してこのEOS Kiss M2を購入しました。

なんだかんだ始まりの日というのは思い出深いものです。

なので、記録として記事にしておきますね。

カメラを買うと決めた日

自分で撮った写真をブログに上げている人の記事を読んでいいなーと思ったのが始まりです。

元々興味はあったんですが、1年前まで私は不特定多数の人に見られるSNSをほぼやっておらず、「写真を撮っても誰に見せるでもないしな」と思いカメラ購入までは至っていませんでした。

しかし、今年になって色々新しいことに挑戦して、SNSのハードルが自分の中で下がりまして。

撮った写真のお披露目の機会もあることだし。

カメラを買うことを真剣に検討し始めました。

写真を趣味にするにあたって最初の関門はカメラを購入することです。

初心者の一般的な金銭感覚ではレンズ交換式のカメラは決して安くはありません。

私のEOS Kiss M2も新品のダブルレンズキットで12万円ほどしました。

趣味用に一括で12万円。

・・・必需品でないものに12万円か。

悩むよね、悩んだんですよ。

（現在なら「カメラで12万？安いじゃん」とか思うのに。人って変わるものですね。）

カメラを始める前はスマホのカメラさえほとんど使っておらず、カメラの知識はゼロでした。

候補としてデザインがオシャレで使いやすそうなのはオリンパスのPEN、次いでキャノンのEOS Kiss。

選び方の知識がなさすぎたのでまずはカメラを知るところから始めました。

とりあえずネットの海から「カメラ初心者よ、これだけは知っとけ！」という記事を漁ります。

うーん、センサーサイズは大きいほうが良さそう。

でも最初からフルサイズ買って自分にハマらなかったらダメージがでっかいし・・・。

当然あーだこーだ悩んで・・・。

悩んで悩んで・・・。

悩んで・・・。

そもそもホントにカメラを買うのか？みたいなところまで悩んでいました。

悩みすぎて、石橋を叩いて渡るどころか石橋を叩き壊しそうな勢い。

スマホのカメラでもいいのかもとも思いました。

時は7月始め。紫陽花の綺麗な時期です。

ある日、私は車を走らせて偶然、県内でも有数のあじさい寺の前を通りかかりました。

境内の中は紫陽花でいっぱいで、外の土手にも紫陽花が美しく咲いています。

7月頃ってコロナがまた増え始めて、世の中が不安定になり始めた頃でした。

1年以上続いたコロナ禍、収束するどころか増えては減ってを繰り返して出口は見えず。

外に出かけてどこかからウイルスをもらってきていないだろうか？

今の仕事は今後も大丈夫なんだろうか？

不安とたたかう毎日。

なんだかんだ気の張る日々に疲れていたんだと思います。

綺麗に咲いている一面の紫陽花を見、

「何にも気にせずにこの紫陽花の写真をたくさん撮りたい」

悩むのはもういいや。

早くカメラ買ってこの紫陽花の写真を撮りに来よう。

そう思ったら、悩んでいたのはなんだったのか「とりあえずCanonのエントリーモデルのミラーレスの売れてる奴の新しいのなら間違いないだろう」ということでEOS KissM2を購入しました。

結局スペックは関係なく、最後は勢いです。

でも、これで良かったと思います。

意外と理屈より直感の方が後悔しないかもしれません。

 

そして念願の紫陽花撮影

始めて写真を撮った時はカメラの設定の仕方なんてわかりませんので、カメラの自動でいい感じに設定してくれるモードでただシャッターを切っているだけでしたが、それでも夢中で楽しかったです。

7月の暑さで若干へばってる紫陽花。

背景のほんのりボケ感に喜んでいたこのとき。

構図も何も知らないからよくわかんない配置。

それでもめちゃんこ楽しかった。

夢中。

紫陽花ってこんなに綺麗だったっけ？

紫陽花が好きな花になった。

この日は7月の日中昼頃。炎天下のためマスクしてても、まわりに人は全くおらず、なにも気にする必要がありませんでした。

来年必ずしたいこと

来年の紫陽花の季節は、あのあじさい寺に紫陽花の写真を撮りに行くことです。

今年はカメラに撮ってもらっていただけの写真ですが、「もっと上手く撮れるようになって、もっといい写真を撮ってやるぞ」と思っています。

2年続いたコロナ禍は、現在一旦落ち着いたように見えますが、まだまだどうなるのかわかりません。

ここ2年は予定も狂いに狂って、やりたいこと、やろうと思って準備してきたことがちっとも実行できていません。

もう来年やりたいことは決めないでおこうかとも考えましたが、これくらいはきっと実行できるでしょう。

というか実行できる世の中であって欲しい。

なんの気兼ねもなく紫陽花を楽しめる日常を心待ちにしています。

もものみでした。