下手の横好き日常log

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笑顔で「任せて!」と道案内がしたい

先日病院に行ったらCT検査の機械が英語を喋ってた。

 

ちょっと予想外で2度見してしまいました。

CT検査を受けていたのはおそらく英語圏の患者さん。

私は別の検査の順番を待っていました。

それまでは日本語の機械音声アナウンスで「息を吸って、止めてください」と言っていたのに、急に流暢な英語でアナウンスが流れ始めたのですからびっくり。

こういう医療機器も相手の母国語に合わせて喋ってくれるのね。

グローバル化にすごいなーと小さな感動を感じていたら、どうやら検査を受けていた患者さん自身も予想外で感動したよう。

なんだか嬉しそう。

やっぱり母国から遠く離れた土地で、母国語が聞こえてきたら嬉しいというか安心しますよね。

 

そんなことがあった後にこのお題があったので、タイムリーです。

もしも英語が使えたら。

私が1番に思い浮かんだのは「自信を持って道案内がしたい」です。

 

なぜかよく道を聞かれる

私、よく道を聞かれるんですよ。

通っていた高校は、国宝に指定されているお城の近くにありまして、当時道に迷った観光客の人たちによく道を聞かれていました。

コロナが流行る前は海外からの旅行客も多かったので、英語とカタコトの日本語が入り混じった話し方で声をかけられることもしばしば。

高校生の頃は制服着てましたので、地元の人というのがわかりやすかったんだと思います。制服で声かけやすかったんだろうなーと思っていました。

 

ですが出張で数年前に京都に行った時。

駅でスマホの乗り換え案内を見ながら電車を確認していたら、2人組の金髪のお姉さんたちに「ココニイキタイ、ドコデスカ」と。

なんだかとっても困った顔でこっちを見ている。

力になってあげたい気持ちもある。

でも私も京都はアウェイなんだ。

「そ、そーりー。あいどんのう・・・。」

カタコトの日本語で話しかけるのにも勇気が必要だっただろうに。

お役に立てなくてごめんなさい。

 

さらに印象深かったのはコロナが流行ってからのこと。

開口一番「ホケンジョ!」とカタコトで言い出す電話を会社で取りました。ちなみに我が社は保健所とは全く関係がありません。

なんで我が社に掛けてきたのかイマイチ分からないけど、非常に切羽詰まったように「コドモ、ネツ、ホケンジョ」と。

他にも英単語とカタコトの日本語が挟まれていましたが、意味を理解できたのはこれだけ。相手は英語圏の人と思われる。

おそらく「子供が熱を出したんだけどどうしよう?」ということなんだと解釈しました。

その後私のカタコト英語を駆使して、「ウィーアーノットホケンジョ」「ホケンジョフォンナンバー」を伝えました。

業務には関係ないし、「ソーリー」で終わらせても良かったんですが、あまりに不安そうだったので放っておけず。

そりゃあね、言葉がイマイチ通じない国で緊急事態に見舞われたら不安でしかないですよ。私もビビリだから超わかる。

同僚の面白そうな視線を浴びながらグーグル検索を駆使して、カタコトで会話しました。

 

なんでかわかりませんが、私は困っている英語圏の人によく助けを求められる縁があるようです。

 

カタコトで話かけられたときのコツ

ちなみに私の英語ですが、15年くらい前に英検2級をとって以来英語の勉強にあんまり縁がないまま今日に至る感じです。

英検も文法と読解で点をとり、リスニングは完全に捨てて合格したという完全な受験英語タイプなので聞き取れません。話せません。

 

そんな英語力はほぼほぼ残念な私ですが、カタコトで話かけられる際には意識していることがあります。

笑顔」と「とにかく知ってる単語を言ってみる」と「伝えようとする気持ち」です。

とにかく相手は知らない土地で不安になっているので、まず笑顔で友好的に話を聞く。

相手も英語が通じない相手となればカタコトでも日本語を話そうとしてくれます。

相手の日本語もカタコトですので、自分もカタコトの英語であることを恥じることはありません。

あとはジェスチャーや地図やいろいろなものを駆使して伝えようとすればなんとなくでもニュアンスは伝わります。

いわゆる出川イングリッシュってやつです。

※芸人の出川哲朗さんがTVで使っている英語。文法は皆無だけどニュアンスはちゃんと伝わる。とにかく伝えようという強いハートが大事。

侮るなかれ、本当に意外と通じます。

 

通じるけど自信ない

なんとなくでも通じはします。

でも、お互いにカタコトで話すとどうしても意味がざっくりと大ぶりに。

「ホケンジョ」の人も私は「保健所に連絡したい」と解釈しましたが、実は違ったのかもしれない。

ちゃんと役に立てたのかは正直自信がありません。

実は相手の意図とは全く違うことを伝えている可能性もあります。

もしちゃんと英語を話すことが出来たなら、そこを正確に聞き出すことが出来ただろうし、保健所と何にも関係ない弊社に電話した理由も聞くことが出来たかもしれません。

何より同僚の面白そうな視線を浴びずにスマートに対応できたかも。

 

英語に自信がないというのも厄介です。

京都の金髪のお姉さんたちだって、ちゃんと英語が話せたなら、わからなくても駅員さんに聞いて通訳することだってできたはず。

英語への自信のなさも重なって思わず「そーりー」って言っちゃった。

せめて駅員さんのところへ連れて行けば良かったかもしれない。

 

そう考えると私は英語を使えているというより、英語っぽいものをなんとなく使っているに過ぎないように感じています。

 

自信を持って「任せて!」と英語で言いたい

自分の国の言葉が通じない土地で迷子になったり、何かあると不安ですよね。

もしも英語圏の国に行って自分も同じ状況になったらと思うと、超不安という表情にもすごく共感できる。

冒頭のCTの話も、不安な時に自分がわかる言葉が聞こえてきたらホッとするというのもわかる。

だから「excuse me?」と言われたら笑顔で「Yes!」と自信を持って言いたい。なんなら雑談とかもしたいよ。

 

長時間乗り物に乗るのが苦手だから海外旅行する予定はないけど、英語でコミュニケーションをしたい欲はある。

だから去年ふと思い立って英語の勉強をしたまである。

hetappinonichijo.hatenablog.com

 

語学はすぐには身につかないし、他のことに忙殺されて結局続いてないけど、ふと忘れた頃に英語とカタコトの日本語で話しかけられたりするから「ああああ、もし英語がペラペラに喋れたらなあああ」とか思い出して、テキストめくったりしてます。

 

もしも英語が使えたら、自信もってサムズアップして「オッケー!任せて」って英語言って道案内がしたい。

その道中でどこから来たのかとか、たわいもない雑談とかしてお互い笑顔で「Bye!」といって別れられたら最高だと思うんだ。